導入期は、ピアノを弾くだけでなく、さまざまな教材を使って、いろんな角度から基礎を学んでゆきます。特に、小さなお子様は集中力が続きにくいため、リトミック的な要素を取り入れたり、楽しく遊びながら学べるよう、工夫しています。
また、何よりもこの時期は、ピアノが楽しい、という気持ちを育む大事な時期だと思います。
できなかった事ができた!
分からなかった事が分かった!
たとえ小さな事でも、その進歩をともに喜び、あたたかい言葉をかけ、もっと頑張ろうという気持ちを引き出せるよう、生徒さんへの接し方に心を砕いています。
以下に、レッスン内容の一例を記載しましたが、好みや能力の違いもあり、必ずしも、全員が同じものをやるのではありません。以下のことをほとんどやらずに、初めからたくさんのピアノ曲をこなしてゆく生徒さんもあります。お子さんの状態や力量、気持ちなどを考慮し、一人ひとりに適したレッスンとなるよう、毎回、レッスン内容をよく吟味しています。
★導入期レッスン内容の例
童謡を歌う
ドレミで歌う(ソルフェージュ)
曲に合わせ、打楽器で拍子打ち
指の体操
鍵盤遊び
音当てゲーム
作曲ゲーム
音符カルタ、音楽記号カルタ
音符カード、リズムカード
ノート学習
ふよみアプリ(タブレット)
ドリル学習
リズム譜
音符やリズムの学習が終わり、一人で譜読みができる状態になっています。
この頃になると、補助的な学習は不要となり、レッスン時間の全てがピアノ実技となります。
精神的にも成長した生徒さんと、スムーズなレッスンができるようになります。
ハノンやピシュナを使って、丁寧にテクニックを固め、ギロックやブルグミュラーやプレインベンションで音楽性を磨きます。やがて、ソナチネ、ソナタ、ショパンへと続きます。
息抜きに、好きなポピュラー音楽をやってもいいです。
学校のピアノ伴奏を任されたりして、ますます楽しくなり、自信をつけてゆく時期です。
将来、音楽の道に進む可能性のある生徒さんには、聴音ソルフェージュ楽典のレッスンも別に行います。上の先生を紹介させて頂くこともあります。
ピアノは全くの初めて、という方も、大歓迎です。
ドレミの場所がわからない、というところからでも大丈夫。
基礎から丁寧にお教えします。
大人の方は、理解されるのが早いです。一方、指が思うように動かなくて困惑することもあるかもしれませんが、それはリハビリだと思って、くりかえし練習しましょう。素晴らしい脳トレになります。
過去習われていて再開される方には、どんな曲をどのようにやってゆきたいか、ご希望を伺います。
基本的には、指の練習と、曲を、平行して行います。
練習できる時間によって、何冊平行してやるか変わるので、相談して決めます。
そして、目標をもって毎日の練習をした方がやる気が出るので、ステージ演奏もお勧めです。
大人の方のレッスンは、毎週に限りません。月1、2回でもOKです。
その場合は、30分では足りないので、40分か、1時間レッスンをお勧めします。